5月になるのを待っていました。雑木林にノブドウの新芽が出てくるから。そして、多分それを目当てにすると、虹色のハムシに出会えるらしいから…昆虫に詳しい方から教えていただいていました。
そんな矢先、直登のてんかん発作が増えてしまいました。新薬を使い調整中なので、ひとまず私のみ、ドクターのところに相談しに行きました。小平市にある国立武蔵病院です。今、新しい病院を建てているため駐車場が狭くなっています。ですので、いつもよりだいぶ奥のところに止めることになりました。
車を置き、何気なく近くの雑木林を見ると、ノブドウらしきものが何本も新芽を出しているではありませんか!その1本に目をやると、何やら小さな甲虫が…虹色のハムシ!?(アカガネサルハムシ:体長7ミリ)でした。こんなに簡単に見つかるなんて…信じられませんでした。
ハムシはノブドウの新芽を食べて育つということなので、何本か千切って一緒に袋に入れ持ち帰りました。水を入れた花瓶にラップで蓋をしてノブドウの茎を挿しました。ハムシはしっかり葉にとまっています。
さっそくスタジオで撮影。ストロボを当て接写撮影をすると玉虫以上の見事な虹色が!どこにでもいるといわれるアカガネサルハムシがこんなに美しい色合いをしているなんて、感動でした。
体が球面なので、ライティングをして美しく撮るには時間がかかりましたが、ハムシくんはとても頑張ってくれました。「ハムシくん、大役、ごくろうさま!」
食糧のノブドウの葉が枯れないうちに、今度はそれを探してハムシくんを逃がさなくてはなりません。どうやら同じつる性植物のヤブガラシも食べそうなので、そのほうが杉並区でも見つかるかも。
今度はノブドウかヤブガラシ捜しです。