本格的な秋の観光シーズンになる前に、奥入瀬渓流や八甲田山のふもとの散策をしたいと思い、新幹線とレンタカーを利用して青森へ行ってきました。
奥入瀬渓流では車を駐車場に入れてバスに乗り、片道を4キロほど歩いて戻りました。十和田湖から14キロほど続くこの渓流、何より素晴らしいと思ったのは、自然に手を入れず保存しているところ。案内板も木で統一して小さく控えめ。遊歩道だけではなく、車道も部分的に歩くのですが、ほとんどガードレールがありません。あくまでも自然本位を貫いているところが、なかなかにくいと思いました。
あるがままの自然は時を重ね、私たちにみごとな造形美を見せてくれます。
渓流の傍にあるホテルに宿泊し、大地の恵みである掛け流しの温泉に入りました。ホテルの方から星の観察に良い場所があると聞いたので、夕食のときに頑張ってビールを飲まず、夜8:00過ぎに車で出かけてみました。
車を降り暗闇の中で目を凝らすと満天の星☆☆☆横たわっている天の川まで見えました。カメラを通すと肉眼よりシャープになるためか、ほとんど白くは見えませんが、画面の左下から右斜め上方向、細かい星の集合体がうすい雲のようになっているのが、お分かりでしょうか?
こんなたくさんの星たちを見たのは初めて。運よく新月のだったのが幸いしたのでしょう。一瞬ですが、長く赤い尾を引く流れ星も見ました。
天と地、それぞれの川との出会いにいのちの洗濯をしてもらい、本当に良い旅になりました。