先日、梅雨の合間を縫って井の頭自然文化園に行ってきました。JR荻窪駅から2つ目の吉祥寺駅で下車、徒歩10分ほど。我が家からそう遠くはないのですが、一・二回しか行ったことがありません。それも息子たちがかなり小さかった頃です。
園内は、こじんまりとした動物園とミニ遊園地があります。動物園は小動物たちが主ですが、今でもゾウのはな子さんは元気!もう、いないと思っていたので感激しました。彼女は、昭和29年に上野動物園から井の頭に来たそうで、日本で一番飼育歴が長いゾウとのこと。現役の人気者です。
他にも人気なのは、日本リスが放し飼いになっているケージ。人を恐れることもなく闊歩し、クルミをかじる可愛い姿を見せてくれます。
でも、私が一番うれしかったのは、フェネックに出会えたことでした。サハラ砂漠に住むキツネ(イヌ科の動物)です。サン・テグジュペリの『星の王子さま』では少しデフォルメされて描かれていますが、確かに本物も耳が大きく鋭い眼をしていました。
『星の王子さま』では、愛するということはどういうことなのかを、見事に表現したキツネ。王子さまとの示唆に富んだ会話は見事でした。
「こころで見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。かんじんなことは、目に見えないんだよ
(内藤濯 訳)」は、キツネが王子さまに贈った言葉です。
少女の頃から『星の王子さま』の本が大好きだった私は、こんなことから“こころの目でみる”をブログのタイトルにしたのです。
〔夜行性なのか、ほとんど寝ているフェネック。
一瞬、目をさまし伸び。すぐにまたゴロンと丸まってしまいました〕
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