各地で大雪の便りが聞かれます。今年は一気に寒い冬が来てしまったような…あまり寒いのは好きではありませんが、温泉好きの我ら夫婦には、季節到来。ということで、伊豆半島の熱川に1泊してきました。
古い宿なので温泉は循環なしの源泉かけ流し。部屋の露天風呂に熱い温泉を汲み込み、冷ました後にちょろちょろと源泉を垂らして、一晩中適温にすることができました。湯は透明なのに、真っ白な湯の花が採れるほどの成分を含んでいて、とにかくいい湯でした。と、、、ついつい温泉の話が長くなってしまいました。すみません!軌道修正。
次の日、伊東市にある池田20世紀美術館に行きました。1975年に池田英一氏が個人資産を費やして一碧湖けやき通りに開館。コレクションは1300点。常設展示室には、ダリ、ムンク、ピカソ、ミロ、シャガール、ルオー、コクトー、ルノワールなど、著名な画家の絵画や彫刻などが展示してあります。
驚いたのは、キャンバスがむき出しの作品が多いこと(ガラスに入っていない)。それだけ作品と近距離で対峙できるのですから、贅沢なひとときに酔いしれ、気が付けば1時間半も鑑賞していました。この間、展示室で会った来館者1名のみ。平日とはいえ存続できるのかしらと、よけいな心配をしたくらいです。
館内撮影は許可を得ればOKでしたが、ブログへのアップは今はお断りしているとのことでしたので、雰囲気をお伝えできなくて残念です。屋外の作品はOKとのことでしたので、1点アップしてみます。
実はこの美術館、直登が3~4歳の頃、親子3人(次男はまだ産まれてません)で来たことがあります。彼が絣の袢纏を着てよちよちと歩く姿が、近代的な建物とミスマッチしておかしくて、カメラに収めた記憶があります。あれから30年以上の月日が流れたのですね…
美術館を出た後、枯葉を踏みしめ、一碧湖の遊歩道を一周しました。ここはもうすっかり冬。湖面の一部に氷が張っていました!この日は新月で、日没が4時30分。伊豆スカイラインを使い、途中、夕日に染まる富士山や夜景を堪能しました。
@1989 家族 重岡建治 池田20世紀美術館
スカイラインの終点ではもう真っ暗。小田原に向かうタウンパークに入ると“ここから10キロはすべて下りのため、エンジンブレーキを使用”と表示してありました。確かに、セカンドーギア(我が家はマニアル車です)にしていても、グイグイスピードが出て下っていきます。街灯は一切ないうえ、カーブもあるし…夫が運転していたので安心はしていたのですが、突然前方に3つの影が…
フルブレーキを踏み何とか急停止。止まった瞬間、大きい2匹は脇の崖を登りかけていました。が、1匹が車体の下に消えたような…幸い衝撃はなかったので追突は避けられたようです…
確認できたのは、イノシシの親子だったこと。最後尾にいたのは、ひときわ小さい子どものイノシシのようでした。親子連れで暗い夜道を横断したのですね。轢いてしまわなくって、ほんとうによかった!!!胸をなでおろした出来事でした。
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