先日旅先で、大豆を買ってきました。2月に味噌作りをしたかったのですが、忙しくしているうちに3月に…なんだか急に暖かくなり、春が来てうれしいのだけれど、それはそれで気忙しいこと…
一晩(実は一晩半になってしまいました)水につけた大豆を、圧力鍋で茹で上げ潰し、塩と米麹に混ぜ合わせました。そして、シール付きのビニール袋で密封。後は時々面倒を見ながら、発酵を見守ります。
2年前に初めて作ったお味噌、ちょっと塩辛すぎて味噌汁には少ししか入れられませんが、とにかく独特の香りと風味があり美味しのです。我が家では、ほうとうに入れたり、豚肉の厚切りやお魚を浸けたりと大活躍。そろそろ無くなりそうなので、夫にオーダーしたのでした(^_-)
圧力鍋が小さかったので、2回に分けても目一杯になり、少し残ってしまった大豆。<そうだ!なっとうに出来ないかしら…>と、思ったのです。
ネットで調べると、“手作りなっとう”のページがいくつもありました。ふむふむ。。。なーるほど。。。しかし、温度はどう保とうか…写真絵本『しょうたとなっとう』では、昔ながらの方法で、おじいちゃんとおばあちゃんが手早くわらづとに熱い大豆を詰め、もみ殻の中で発酵させ作りましたが…
もともとわらずとには納豆菌が住んでいる。 写真絵本『しょうたとなっとう』より
<そうだ、ヨーグルトを作る容器がある!>実はその容器は、手作りヨーグルトには少し温度が高すぎて、酸味が強くなり使えなかったのです。納豆菌にはちょうどいい温度かもしれない!
さっそく上等の大粒なっとうを買い求め、茹で上げた熱い大豆と混ぜ合わせました。そして、ヨーグルトメーカーへ。待つこと2日間。HPの方の教えによれば、作りたてはアンモニア臭がするので、粗熱が取れた後、一晩冷蔵庫で熟成させるそうな…納豆菌はネバネバを熱湯で捕り、製氷パックでキューブ状にして保存するとか…目の裏がひっくり返りそうな裏ワザがあるのですね。
まあ、納豆菌は100度でも生きられるらしいから、他の菌は死滅するけれど、できればヨーグルト菌(顆粒で、個別包装)のように、売っていたらいいのにな~と思いました。
正真正銘の国産大豆を使ったなっとうはあまり手に入らないし(ほとんどそう書いてあるけれど…)、万が一輸入大豆だったら、“遺伝子組み換えでない”という証拠はどこにもないしね。TPPに加盟すれば、もっともっと怪しくなるかもしれないし…
大豆から選べる自家製は安全で、愛着があるだけにおいしいと思うのです。これからリタイヤして暇になる!?夫に、手前味噌だけでなく、なっ、とうさんも託そうと、企んでいる次第です(^_-)
======================================