久々に降った雨の後、沈丁花の香りが鼻をくすぐりました。そうそう、うっかりマスクをせずに外に出てしまったのです。
気が付けば、ご近所ではハクモクレンや気の早いムラサキモクレンも咲いています。我が家のジャスミンでさえ、つぼみが膨くらませています。やっぱり春なのですね。
母の家の冷蔵庫に保存していた白菜を夫が持ち帰りました。無農薬で育ったせいか、真冬でもアブラムシが生存、人様には食べていただけない代物ですが、手塩にかけたぶん愛おしく、せっせと洗い流して食べようと…
新聞紙に包まれビニール袋に入れられた白菜。恐る恐る開くと…アブラムシもいましたが、芯のあたりで花を咲かそうとしているではありませんか!
その美しさに魅かれ料理を中断。カメラに手を伸ばしていました。
白菜を丁寧に剥がしていくと、とう立ち菜がいくつも現れます。これを蒸して辛子マヨネーズで食すると、お酒がついつい進みます。この時期だけのごちそう。撮影後、美味しくいただきました。
とう立ち菜はアブラナ科の野菜の花のつぼみ。旬が短い上に、鮮度が命なので、ほとんど流通することはないらしい。
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