大原に着いたのは人影が途切れた午後4時近く。三千院の庭園は少し雪が残り、まだ木漏れ日が差していました。この日は、幸せを呼ぶという大根焚きの日で、熱々の大きな大根をおいしくいただいたのです…そんな大原に1泊し、翌日の講演に備えました。
宿で温泉に浸かり夕食から戻ると、携帯に着信…なんと学園にいる長男がまた肩を脱臼して整形外科に行ったとのこと…体から力が抜けてしまいました。さぞかし心細かったのではないかと、こころが痛みました。でもでもと、開き直り翌日の講演の内容を練ったのですが、夜中に暖房が止まり寒さに震えることになったのでした。
翌朝、温泉で身を清め?!近くの寂光院を参拝しました。平成12年に火災に見舞われ、建て直した部分も多いのですが、西側庭園は平家物語当時のままだとか。建礼門院が住まわれた地だということも感慨いものでした。
午前10時。大原を後にして細いあぜ道を抜けバス停へ。そこからバスと京阪電車を乗り継ぎ、1時間少しで講演場所の聖母女学院に着きました。