暑かったり、寒かったり…こうして季節が攻めぎ合いをしながら春になっていくのですね。植物たちは皆、自分に
与えられたときをちゃんと知っていて、芽吹き、花を咲かせます。そんな春の営みを感じるころとなりました。
この時期、我が家はにぎやか。お話好きのおにいちゃんが春休みで帰省しているからです。
お天気の良い日の午前中は、彼との散歩。いつもだと車や自転車で通り過ぎてしまうご近所も、改めて歩くといろいろな花に出会えます。まだ日陰では沈丁花やこぶし、白木蓮が咲いています。それに雪柳やれんぎょう、椿、あんず、もちろん桜も…百花繚乱です。そして、落葉していた木々があちこちで小さな葉っぱを広げ始めています。
直登に合わせ、ゆっくりゆっくり歩いていると、普段は見えていなかったものが見えてきます。仕事を離れお母さん業に専念するよう、この私に
与えられたとき。
笑顔を降り注いでくれる直登とのこころの会話を楽しみながら過ごしています。