ある夜の午前2時30分。キッチンの曇りガラスに、動く物体が…色はグレーで3体…猫?!いや、動きが違う…塀と柵の間に体を撒きつけるように通って行きます。ぐるりと体をひねった時、一瞬ガラス越しに目が合いました。ピンクの鼻、おしろいを塗ったような白い鼻筋…「あっ、これ、ハクビシンじゃないの!?」
ネットで調べると、やはりジャコウネコ科のハクビシン(白鼻芯)でした!窓際にいたのは子ハクビシンだったようです。しばらくして、聞きなれない鳴き声が聞こえたので外に出ると、しっぽが長く、猫よりやや大きいハクビシン2頭と出くわしました。親なのだと思います。びっくりしたようで、それぞれ逆の方向に逃げていきました。そして、1頭は30mぐらい離れたところで立ち止まり、こちらをじっと睨んでいました。
我が家は青梅街道から100m位入った住宅地。建て替えた家が多く、古家はほとんどないのに、どこからやってきた親子なのでしょうか…
ハクビシンについて杉並区役所に聞いたら、杉並区では結構出没しているそうです。家に住みついている場合は、捕獲用の網を貸し出しているとか…
好物は果物のようですが、昆虫やごみなども食べているとのことでした。我が家の番地を伝えると、その日、近くで子ハクビシンが1頭捕獲されたとか。出会った子なのかもしれません。
ハクビシンは8cmの隙間があれば屋根裏・天井裏に入り込むそうです。住み着いてしまうと糞尿を蓄積するので駆除業者に来てもらうしかないのだとか。確かに都会では共存は無理かもしれないけれど、子ハクビシン、かわいかったなぁ…
===================================