昨年来、知人に声をかけ探していたキアゲハの幼虫。先日“里子として”いただきました。もちろん杉並産。お庭のパセリで育っていたとのことで、もうすでに5齢幼虫になったものが2匹と、まだ糞の柄がある3齢幼虫が1匹、元気に育っています。
私たちがよく目にするアゲハはナミアゲハといい、主にミカンなどの柑橘類で育ちますが、形がほとんど同じキアゲハ(羽根が黄色)は、ニンジン、アシタバなどを食べます。ちゃんと住み分けしてるのですね。
それにしても5齢幼虫の柄はナミアゲハと全く異なり派手、なんとも美しい!ほんとうに自然はすばらしいアーティスト!
さて、2日ほどして3齢幼虫は脱皮し、4齢幼虫となりました。すでに5センチ以上にもなったおねえさん(おにいさん)に負けないよう、パセリを食べこんでいます。食欲旺盛な3匹。1日にしてパセリの山がなくなるほどです。
しかし、ここにきて1匹が食べなくなり、パセリを挿した花瓶に枝を入れると登ったり降りたり、信じられない速さで移動を繰り返しています。木の種類が気に入らないのかしら…さなぎになるための場所探しなのかもしれませんね。
命のいとなみを眺めていると、時の経つのを忘れてしまいます。
(写真:キアゲハの前蛹 ⇒)
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