日曜日の午後、おおくまゆきこさんからいただいていた“えにしの情報”を思い出し、NHKの番組「課外授業」を見ました。東大準教授の福島智さんが母校の小学校で授業をした様子です。
彼は10歳になる前に視力を失い、18歳で両耳も聞こえなくなりました。ですので会話は指点字。通訳の方が福島さんの手に指で文字を打つので子どもたちとの会話もよどみなく進みます。
1回目の授業後、福島さんが子どもたちに出した宿題は、[目も耳もつかえなくなったら…を想像して、心の流れを1週間書いてみよう]とのことでした。みな自分自身のこととしてしっかり受け止め、家族との関係にまで広げた素晴らしい作文を発表していました。福島さんのお話がしっかり子どもたちのこころに届いていたのですね。感動です!
以下、福島さんのお話で私のこころに残った部分です。(記憶ですが…)
「盲聾になって、何が辛かったかというとコミュニケーションができなかったことです。みんなが今どんな反応をしているか、わからないというのが一番辛かった…」
「こんな体になったのには、なにか訳があるのだと思い込むことで、ぼくは、一度も死にたいとは考えませんでした」
「今を生きているっていうことだけで、80~90%は人生に成功していると言っていいんじゃないかなぁ」
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